てつじん 「科捜研の女」シーズン18
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てつじん

~連ドラの鉄人・内藤剛志さんファンブログ~
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File4「着ぐるみを殺した声」

◆脚本:真部千晶/監督:濱龍也(2018年11月15日放送)

<キャスト(敬称略)>
榊マリコ:沢口靖子/土門薫:内藤剛志

風丘早月:若村麻由美/宇佐見裕也:風間トオル/日野和正:斉藤暁
橋口呂太:渡部秀/涌田亜美:山本ひかる/蒲原勇樹:石井一彰(他)

<第4話ゲスト(敬称略)>
宝井日美子:国生さゆり/名取摩耶:黒坂真美/渡辺和登:斉藤祥太
瀬戸将吾:辻本祐樹/小西田鶴子:辻沢杏子/松川恵利香:篠原真衣(他)

<あらすじ>
キッズファッションショーの控室で着ぐるみを着た男性の遺体が発見された。
被害者はイベントを主催していたヤングウェアカンパニー社員の渡辺和登。

人気キャラクター『ヤンヤン』の着ぐるみの中からボイスレコーダーが見つかり
傍には黄色いスティックバルーンが落ちていたが、イベントには使用されていない。

レコーダーには女性が罵倒する声、いわゆるパワハラ発言が録音されており
被害者はそれを訴えようとして殺害された可能性がある。そこでマリコたちは
女性社員の声紋分析を提案するが、部長を務める宝井日美子は猛反対する。

しかし同じ販売促進部の名取摩耶課長と松川恵利香主任に説得され渋々了承。
早速全員を対象に分析をしたが、一致する声はなかった。声の主は誰なのか?

<感想>
キッズファッションショーの最中に人気の『ヤンヤン』を着た男性が殺される
ミスマッチかつ、怖い事件が発生。被害者が持っていたボイスレコーダーには
パワハラの音声及び大勢の声が...会議の内容などが周囲に漏れないようにする
「会話マスキング音」だという事が分かります。科捜研が提案した声紋分析を
激しく拒否する宝井日美子部長はその威圧感から社内では邪馬台国の卑弥呼と
呼ばれ誰も抵抗できないような雰囲気を持つ。どう見てもいちばん怪しい(^^:)

いかにもパワハラをしていそうで、ロタくんはおろか蒲原くんまでも委縮させる。
女性が上に立つにはこれくらい気が強くないといけないのかと思うと皮肉ですね。

亜美ちゃん、ロタくん、蒲原くんの若手トリオが屋台でラーメンを食べながら
パワハラについて語るシーンは色々と考えさせられます。信頼や尊敬があれば
大丈夫だと話す蒲原くんの心にはきっとまだ落合刑事がいる。彼女も土門さんも
語気は強いけれど全て捜査のためであり、同時に部下を育てるためのもの。

”背中で見せる”ことの難しさに加え、受け取る側の意識も重要になってくる。
非常にデリケートでややこしい。全ては人間関係が円滑であるかに付きますね。

声紋が一致しないことを不審に思ったマリコさんが詳しく調べるとパワハラを
受けていたのは京日印刷の社長・瀬戸将吾と分かります。高校時代に先輩から
いじめられていたのを助けてもらった渡辺さんが瀬戸さんを助けるために
音声を録画し、訴えるように進言したが彼は「余計なお世話」と拒否していた。

下請けという立場上、仕方のないことだったでしょうが渡辺さんがあんなことに
なって自分を責めてしまわないか(それこそ余計なお世話だけど)心配です。

そしてパワハラをしていたのは名取課長。彼女が事件当日歯医者に行ったことが
分かり『声紋が一致しなかった理由』も同時に判明します。詰め物(綿)を奥歯に
入れると空気の流れが変わって声紋も変化するなんて知りませんでした。
【科学は万能ではない】というマリコさんの言葉を裏付けるような結果です。

マリコさんと土門さんの追及に証拠がないと不敵な笑みを浮かべるとは嫌な奴!!!
彼女の場合は相手が無抵抗だと知った上での暴言なので確信犯ですよね(怒)

しかし諦めないのがマリコさん、実際に着ぐるみを着て歩容認証の実験開始。
ピンクのウサギを着て所長を驚かせますが、このウサちゃんはどこにあったの?
広報課から借りてきたのかなあ...警視庁ならセルブラルームでしょうけれど。

イベントの映像から前半と後半ではヤンヤンに入っている人間が違うことを
突き止め予備のヤンヤンから血痕や髪の毛を採取することに成功します。
歩き方だけでなく子供に風船を渡すときにあげた腕の高さでも別人と判明。

高校時代に部活のバレーで怪我をした渡辺さんには垂直に腕を上げられない。
検死の時、風丘先生へ送ったビームのおかげで得た情報が生きていますね。

手を下したのは名取課長と不倫関係にあったパワハラ相談室の有馬でした。
ボイスレコーダーを奪おうとして起きた事故と主張しますが、相談を受ける側の
人間がパワハラをもみ消そうとするなら一対誰に相談したらいいのか分からない。
DNAを定すれば分かると言うマリコさんがいつになく怒っていた様に見えました。

渡辺さんの傍に落ちていたスティックバルーンは親友を応援するためのもの。
ようやく決心し、パワハラ被害を訴える瀬戸さんに名取課長が脅しをかけるも
仕事を打ち切りにするなんて横暴、私が許さない!!と宝井部長の強い後押し。
彼女が上に立つ事が出来たのは気が強いだけじゃないと理解できる言葉でした。

瀬戸さんに目にはバルーンを持って自分を応援している渡辺さんの姿が見えた。
応援している うん? 帰りましょう♪(笑顔)

マリコさんの言葉に笑顔で頷く土門さんを見て私の方が照れてしまった。
あまりに自然で、もはや長年連れ添った夫婦にしか見えません!!!

取り巻く環境がどんなに変わっても、ふたりの絆は決して揺るがない。
いや、むしろ以前より強くなっている...改めてそう思わされたラストでした。

予告アイキャッチ『爆買いマリコ』
またまた面白可愛いマリコさんが見られるのかな?


File3「土門刑事の女」

◆脚本:戸田山雅司/監督:濱龍也(2018年11月8日放送)

<キャスト(敬称略)>
榊マリコ:沢口靖子/土門薫:内藤剛志/藤藤倉甚一:金田明夫

風丘早月:若村麻由美/宇佐見裕也:風間トオル/日野和正:斉藤暁
橋口呂太:渡部秀/涌田亜美:山本ひかる/蒲原勇樹:石井一彰(他)

<第3話ゲスト(敬称略)>
浅香水絵:横山めぐみ/西浦瑞穂:中丸新将/真崎純也:中林大樹
飯沼和郎:山本道俊/進藤正敏:入江毅/岸内潤一:東山龍平(他)

<あらすじ>
鴨川で土門刑事の名刺を持った男性の遺体が発見された。頭部を殴られており
顔には石などで出来た傷がたくさんあるため土門刑事は分からないという。

指紋から被害者が殺人と覚醒剤取締法で服役、出所したばかりの飯沼和郎と判明し
防犯カメラを調べた亜美は飯沼がラブホテルで寝泊まりをしていたのを突き止める。
だがそこにはホテルに土門刑事と女性が腕を組んで入っていく姿もとらえていた。

土門刑事によると女性は浅香水絵。飯沼は15年前バーテンダーをしていた店で
客を刺し逮捕された。当初は単たる諍いと思われていたが被害者が社会部の記者で
水絵からリークされた覚醒剤売買の取材をしていたことから計画的殺人と判明。

当時、舞鶴南署にいた土門刑事は証拠を得るため飯沼の愛人だった水絵を説得し
彼女の証言からコインロッカーに隠していた売買の証拠を得ることが出来た。

そんな水絵が突然現れ「見せたいものがある」とホテルに案内されたという。
ロビーには水絵が経営しているアクアリウムショップの熱帯魚が飾られていた。

マリコと土門刑事が店を訪ね飯沼の話を聞くと水絵は15年間会っていないと言う。
しかしホテルで渡したはずの土門の名刺が無くなっているなど疑わしい点が多い。

<感想>
土門さんが謎の美女とラブホテル...舞鶴南署から京都府警に来た経緯など
思わせぶりな予告で煽っておいて野球で休止された2週間はまさに生き地獄(笑)
ようやく迎えた瞬間は想像以上にシリアス、早い展開に息つく暇もなかったです。

冒頭から土門さんに抱きつく色っぽい女性は15年前の事件関係者である水絵さん。
彼女の存在が土門さんとマリコさんの気持ちを大きく左右することになります。

飯沼和郎は15年前に殺人と覚醒剤取締法で逮捕、出所したばかりでした。
彼を追って付近の防犯カメラを調べていた亜美ちゃんの目に飛び込んできたのは
女性と腕を組んでいけないホテル(ロタくん談)に入っていく土門さんの映像。

プリントアウトして!と言うマリコさんに宇佐見さんが「さすが冷静」と言った瞬間
出口を間違えるなどあまりに分かりやすく動揺するマリコさんが微笑ましい。

しかしそこはマリコさん、早速土門さんに写真を突きつけて尋問を開始!!
自供するまで帰さない とは事件に対してなのか、別の感情か、あるいは両方か?

それに対し「取調室にいくか?榊の尋問は厳しそうだ」とからかうような土門さん。
やましい事は何もしていないという自信の表れなのでしょうね。

事件の発端は全て15年前の殺人事件に繋がっている。今回の被害者である飯沼が
殺した記者・岸内潤一さんは水絵さんから情報を得て覚醒剤の取材をしていた。

それを隠すためとはいえ、殺人で15年服役する方がリスキーのような気がするけど
出所後にまた売買を始めようという魂胆だったのかもしれませんね。飯沼からDVを
受けていた水絵さんに張り付く舞鶴南署時代の革ジャン土門さんの回想シーンは
古参のファンにはたまらないシーンでした。粗暴だけど正義感の強い土門さんに
心を開いた水絵さんの証言で事件が解決した。マリコさんに一連の出来事を淡々と
説明する土門さんですが、マリコさんは例の写真にまだ納得していない様子です。

説明するより早いと考えたのか、土門さんが誘ったのは例のラブホテルでした。
入り口でドギマギしながらも中に入るなどいつもと違うマリコさんが満載です。

ロビーに入ったマリコさんは熱帯魚が入った水槽を目にする。これこそ水絵さんが
土門さんをホテルに誘った理由。危険な男とは縁を切り、新しい人生を歩んでいる
自分を見せたかったのだと思います。そこで名刺を渡した土門さんはマリコさんと
『エリス』を訪ねる。土門さんを見るなり躊躇なく抱きつく水絵さんにまたしても
動揺する羽目になるマリコさんです。対照的に土門さんはずっと冷静だけど彼女の
スキンシップを無下に止めさせる感じもない。この辺りが男女の難しい部分ですね。

飯沼とは会っていないし、土門さんの名刺は無くしてしまった。飄々と振る舞う
水絵さんですが何か隠しているのは間違いない。彼女も正直なんだと思います。

飯沼の爪に付着していた微物が水草と分かり、サンプルを貰いに来たマリコさんに
「土門さんの彼女なのか?」と水絵さんは尋ねます。そんな関係じゃないと答える
マリコさんですが、少しだけ間があった。細やかな演出が隅々まで効いています。
逆に好意があるのかと聞かれた水絵さんが「惚れてるわよ~♪」と少し意地悪な
答えを返したのはマリコさんには叶わないと悟った故のちょっとした仕返しかも。

土門さんとは棲む水が違う...諦めながらも恋する気持ちを隠し切れない彼女の
気持ちを思うと切なかったです。マリコさんと土門さんの間には決して入れないと
水絵さんが考えた理由を聞かれたら女の勘としかいいようがありませんが・・・。

ところが水絵さんが自分の店で絞殺されてしまった。まさかこんな展開になるとは
想像もしていなかったのでショックです。現場で戸惑うマリコさんに早く検死を
するよう気丈に振る舞う土門さんの心情を思うとあまりにも悲しいシーンでした。

解剖のため洛北医大に運ばれた水絵さんと彼女を前にするマリコさんの様子を
見て「想い入れのあるご遺体」だと察した風丘先生の言葉にもグッときました。

土門さんが捜査を外されたことに納得出来ない蒲原くんとマリコさんは部長に
直談判をするが、隣にいた日野所長が「土門さんのためだ」と静かに諭します。
親の心子知らずな状態ですね。心を読まれた藤倉部長が仏頂面をしつつも
ちょっとデレていたのを見逃してはなりません。土門さんが京都府警に来たのは
舞鶴南署で容疑者に過剰な暴力を振るったという伏線を見事に拾う形になりました。

暴行した相手は飯沼に覚醒剤を卸していた暴力団。そんな連中から水絵さんを
守るために釘を刺したわけですが、土門さんが気にくわなかった当時の刑事課長
西浦瑞穂(現・舞鶴南署長)が事を大きくして懲戒に追い込んだという事実が判明。

行き場を無くした土門さんを佐久間部長が引き受けたという何とも泣ける展開です。
それを今は藤倉部長が守ってくれている。土門さんは上司に恵まれていますね。

何より土門さんが理由もなく暴力を振るう人ではないと改めて示してくれたことが
嬉しかったです。若さもあるでしょうが、弱者を守る正義感は変わっていない。

水絵さんが自分を利用するために現れたのではないかと言う土門さんの言葉は
刑事としての見解ですが「そう思っていないでしょう?」とマリコさんは言う。
土門さんの勘をマリコさんが科学で証明する、いつもの二人に戻ってきました。

注目点は水絵さんが残した高吸収ポリマーの「MJ」と岸内さんが残した取材メモ。
被害者たちが残したメッセージを余すことなく受け止める強い意志を感じました。

犯人は真崎純也、15年前に飯沼から覚醒剤を買っていたひとり。国政に出ようと
選挙活動したところを飯沼に脅され殺害。事務所に置く熱帯魚を水絵さんから
買っていたが、出所してきた飯沼が彼女と話していたところを目撃し口封じをした。

土門さんの代わりにマリコさん、蒲原くんを伴い事務所に乗り込んできた藤倉部長が
とてもカッコよかったです。政治家相手なので部長直々に来たのかもしれませんね。

真崎にしろ、飯沼にしろ、過去の行いが現在に返ってきた。二人は自業自得ですが
人生をやり直そうと必死に努力をしていた水絵さんがあまりにも気の毒です。

真崎の父親と懇意にしていた西浦署長が彼をスキャンダルから守るため土門さんを
懲戒に追い込んだことも明らかになりました。この人にも制裁を受けさせて欲しい。
ドラマでは描かれていませんが、藤倉部長が鉄槌を下してくれたと信じています。

屋上で水絵さんからのプレゼントである熱帯魚の瓶を土門さんに渡すマリコさん。
中に入っていたのは水絵さんの人形と赤いベタ(闘争心の強い土門さんのイメージ)

この小さな世界に彼女の想いが全て込められていると思うと本当に切ないです。
水絵さんが土門さんを好きだったのは間違いない。もしかしたら悲恋になるかも
しれなかったけれど...それでも...彼女には生きて良い人生を歩んで欲しかったです。

彼女にとって土門さんは手の届かない憧れの人。
でもいつか同じ水の中で生きられる日を心の底で望んでいた。


それを聞いて静かに涙を流す土門さんを優しく見守るマリコさんがとても印象的。
ドラマ始まって以来の甘く、切ないラストに瞬きすら忘れて魅入ってしまいました。
マリコさんには水絵さんと土門さん、両方の気持ちが分かっていたのかもしれない。
その上で色々な葛藤もしたはず。沢口さんの絶妙な表情が素晴らしかったです。

<おまけ~土門さんの涙について~>
あの土門さんが泣くなんて...と驚いたと同時にそれがマリコさんの前だったことに
嬉しさも覚えました。夫婦でも恋人でもないけれど、二人にしかない強い絆がある。

Twitterに書いた事とダブりますが、土門さんが泣いた理由はひとつではないと思う。
水絵さんを守ってやれなかった自分への憤り、命の儚さ(事件を通して感じた全て)
彼女の自分への思慕に応えてやれない申し訳なさもあったのではないでしょうか。

気持ちに応えれない理由は他でもないマリコさんの存在が大きいと願っています。
15年前は奥さんが存命だったのかもしれないし、今は隣にマリコさんがいる。
この辺りの微妙な心情が上記の事と入り混じって流れたのがあの涙でないかと...

刑事を長くやっていれば理不尽に命を落とす被害者をたくさん見てきたはず。
心をすり減らす毎日が嫌になることも、自分を見失いそうになることもあると思う。

だからこそ弱い自分をさらけ出せる相手がいること、同時に守ってあげたいと願う
相手がいることは心強い。マリコさんと土門さんは既にその領域に入っている。

だからといって恋心がないわけじゃない。今の関係があまりにもベストゆえ普段は
無意識に閉じ込めている感情が時々露見する。土門さんの方が多いけれど今回は
マリコさんだった--というのが私の勝手な解釈(というより願望&妄想)です。

時にはぶつかりながらも偽りのない心を見せ合うことが出来るどもマリが大好き。
もちろんいつかは一緒になって欲しいけど、今はまだこの関係を続けて下さい(^^*)

予告アイキャッチ『着ぐるみ殺人⁉』
今度は着ぐるみ...細身のマリコさんは何にでも入ってしまう(*^^*)


File2「妻たちの殺人計画」

◆脚本:李正姫/監督:田﨑竜太(2018年10月25日放送)

<キャスト(敬称略)>
榊マリコ:沢口靖子/土門薫:内藤剛志

風丘早月:若村麻由美/宇佐見裕也:風間トオル/日野和正:斉藤暁
橋口呂太:渡部秀/涌田亜美:山本ひかる/蒲原勇樹:石井一彰(他)

<第2話ゲスト(敬称略)>
西脇みのり:雛形あきこ/小笠原史:宮本真希/蓮見奈緒:阿南敦子
伊藤佳美:小野真弓/宮下雄平:佐渡山順久/伊藤洋市:井之上チャル
上杉由莉奈:七海薫子/小笠原和哉:西村匡生/西脇慶一郎:奥井隆一(他)

<あらすじ>
深夜の山中で男性の遺体を埋める三人の女がいた。西脇みのり、小笠原史
蓮見奈緒の三人は「あの子のため」だと呟く。被害者の身元が分からないよう
工作をするが2日後に土砂崩れがおき、遺体は消防隊員によって発見された。

鑑定の結果、被害者はイタリアンレストランのオーナーシェフ・伊藤洋市と判明。
死因は鋭利な刃物で刺された出血死。右手の爪2本だけがスクエアオフにされ
シャツのタグが切り取られていたことから犯人が証拠隠滅を図ったことは明白。

土門刑事と蒲原刑事が妻の佳美に捜索願いを出さなかった理由を聞くと
東京へ行くためしばらく家をあけるとのメールが来ていたからだと答える。
しかし従業員の話では事件当夜に閉店間際の2号店へ送って行ったという。
夫婦には離婚話が持ち上がっていたが、佳美にはアリバイがあった。

<感想>
今回のテーマは夫に不満を抱いている三人の女性VSマリコさん(科捜研)
そして誰もが押入れの奥にミイラをしまい込んでいる。

「あの子」が殺してしまった夫を遺棄し、殺人の証拠を消す三人の姿を先に見せ
その上で真相を暴いていく面白い構成です。一見すると巧妙に消された痕跡だが
実際はかなり穴だらけ。血液のシミを大根で落としたまではいいが、肝心の大根を
現場に捨ててしまったり、飛び散った血痕を拭き忘れたり...そんな穴を科捜研が
次々に見破るのが見所のひとですね。マリコさんたちを欺こうなど100年早いです。

『テレビで見た知識』を生かしたつもりが逆に自分たちへ導くヒントになっていく。
繊維の付いた爪を削ったヤスリからネイルサロン、遺棄されたのはリゾート開発が
頓挫した場所だからその手の会社を当たる等、科捜研と捜査一課が二手に分かれ
どんどん容疑者に近づいていくシーンが面白い。このドラマらしくて好きです。

犯人たちの“うっかりミス”が笑いを誘うと同時に完全犯罪など到底無理であると
妙に安心する部分もありました。しかし当の三人にはあまり緊張感がありません。

蓮見奈緒だけは焦っていましたが、小笠原史に至っては聞き込みに来た土門さんを
ザ・刑事って感じの渋めのいい男♪ と喜ぶ始末(よーく分かります)

ついには警察を監視するために付けたペット用カメラで今までの行動がバレる。
三人が集まっていた西脇みのりの自宅に土門さんとマリコさんが訪ねてきますが
モニター越しにこの二人を見たらもう絶対に逃げられないと悟りますね(笑)

浮気、DV、借金...夫に対する不満(殺意)が三人を結束させ、バーで知り合った
伊藤佳美の夫殺しを隠蔽するという行動に走らせた。冷静に考えればおかしな
状況ですが、それだけ余裕がなかったのかもしれない。一種の代理殺人として
手を貸したのでしょうが、彼女たちの知る「あの子」は本当の佳美ではなかった。

真犯人は三人が常連として通っていたバーのオーナー・宮下雄平。
同級生だった伊藤洋市から金を騙し取るが、もみ合いの末に殺してしまう。

店で夫への不満を話す彼女たちなら協力するだろうと元カノの上杉由莉奈を使い
佳美のふりをして証拠を隠蔽させたが、犯人二人とも前科があり逮捕に至ります。

【同じ立場の佳美を救うことで自分を変えられるような気がした】
彼女たちの気持ちを逆手にとった卑劣な犯行であり、反省の欠片もない宮下に
お前みたいな人間に人を蔑む資格はない!と久々の土門大爆発でした。

被害者や関係者の心を弄ぶ犯人を今回も見事に撃沈させましたね。

あなたの家の押入れにはミイラはないわ、ミイラになる前に解剖してしまうから。
連行されるみのりがマリコさんに放った言葉が印象的。当初からマリコさんを
いけ好かないと嫌っていたのは自立している彼女が羨ましかったのだと思います。

     お前の押入れには色んな物がギュウギュウに
            入っていてミイラも何も入らないだろうな。


マリコさんにロマンチストだと言われた土門さん、ちょっとテレてます。
互いをロマンチストだと思っている...屋上での甘いひとときでした。

予告アイキャッチ『土門大ピンチ⁉』
なんと土門さんの元カノが登場!! 舞鶴警察署時代の回想シーンといい
目が離せない展開になりそうです。またしても公式に煽られている私( ゚Д゚)


File1「殺人音楽隊」

◆脚本:櫻井武晴/監督 田﨑竜太(2018年10月18日放送)

<キャスト(敬称略)>
榊マリコ:沢口靖子/土門薫:内藤剛志/藤倉甚一:金田明夫

風丘早月:若村麻由美/宇佐見裕也:風間トオル/日野和正:斉藤暁
橋口呂太:渡部秀/涌田亜美:山本ひかる/蒲原勇樹:石井一彰(他)

<第1話ゲスト(敬称略)>
牧村圭:マギー/入間祐一:前川泰之/長谷部麻衣:東風万智子
西浩正:金井勇太/勝間田徹:湯江タケユキ/前川啓太郎:ミスターちん(他)

<あらすじ>
京都府警察音楽隊が毎年開催している嵐山コンサートのトランペット奏者に
欠員が出たため急遽、日野所長が出演する事になった。その当日に嵐山で女性の
遺体が発見される。当初は転落死と思われていたが首に鋭利な刃物で切られた
あとがあること、周囲に血痕がないことから別の場所で殺害されたと断定された。

被害者の今野恵はピッキングとエレキギターのスライドバーを所持しており
さらに血痕から暖竹の成分が検出された。暖竹は木管のリードに使うもので
疑問に思ったマリコたちは京都府警察音楽隊の楽器を調べることになった。

<感想>
トランペット奏者が食中毒で急遽、日野所長が助っ人としてコンサートに出演。
斉藤さんのトランペットを聞けたのは嬉しかったけれど、欠員が二人ならば
なぜ土門刑事にも頼まないの⁈ と思った人はたくさんいたはず。

勝手な言い分ですがSPの武藤さんといい、肩透かしを喰らった気分です。
その後の展開で関係者の日野所長が鑑定を外されるため、土門刑事には
無理だったのかもしれませんが、内藤さんの演奏を聞きたかったです(ToT)

コンサートを楽しんでいたマリコさんに土門さんから嵐山での転落死事件を
知らせる電話が入ります。事件か事故かが不明なため一課は出張れないが
マリコさんならきっと興味を持つだろうという土門さんの優しさを感じます。

(今どこにいるかも把握していたし、単純に声が聞きたかっただけかも?)
というどもマリ発想をしてしまう私を許して下さいませ(^▽^;)

被害者が持っていたスライドバーからギタリスト・勝間田さんの指紋が検出。
牧村さんのリードナイフが凶器であることも分かり音楽隊への疑念が深まる。

とにかく調べることが多い...大量の鑑定を抱えている宇佐見さんにロタくんが
「仕事おそ~い」とからかい彼を少し不機嫌にさせますが、もっと怒っていいよ!
ただでさえ多忙な上にお母さんの介護もある。それを知っていて茶化すような
態度はいただけません。世代感もあるでしょうが、こういう演出は好きじゃない。

防犯カメラに映った犯人らしき人物が背負っていたのはチューバのソフトケース。
それなら遺体を隠せると考えたマリコさんは早速、自らケースに入って検証開始。
戻ってきた亜美ちゃんを驚かせます。何でも自分で試さないと気が済まない...
きっと科捜研メンバーは何年経ってもマリコさんに驚かされるんでしょうね(笑)

事件の関係者である所長は鑑定を外されますが、さりげなく助言をしていました。
今回は所長としてより楽器を愛する者として、その道具を殺人に利用した犯人を
許せなかったのかもしれません。この辺りをもっとクローズアップして欲しかった。

そんな状況を隊長の入間さんと広報課長の前川さんが本部長に抗議する。
仲間を疑っちゃいけないね~と相変わらずな佐伯本部長に対し藤倉部長は
彼ら(部下)が間違った捜査をしたら、責任をとる覚悟があります。

上司としても人としても頼りがいのある立派な発言!そんな部長にそっと
会釈をする土門さんが素敵。信頼関係はますます強固になっていますね。

部長の強い後押しのおかげで鑑定は指揮棒から楽譜まで多岐に及びます。
トランペットの楽譜を見た所長はそれが「音楽的にありえない」ことや犯人が
左利きであることに気付く。最初から最後まで所長の音楽知識が生きています。

犯人は広報課長の前川さん、楽器を保管している倉庫で盗みに入った今野と
鉢合わせをし、もみ合いの末に殺してしまった。ナイフを振りかざしてきたのを
回避しようとした上でのことなので、土門さんの言う通り通報すれば良かった。

それは分かっていても音楽隊を辞めなければならないことに変わりはない。
慌てて隠蔽工作をし、血で汚れた楽譜を書き直した。しかしトランペットの
経験がないために不自然な楽譜を書いてしまったことが致命傷となりました。

土門さん 「あんたは自分で音楽隊のマネージャ―と言っていたな」
マリコさん「その前にあなたはちゃんと警察官でしたか?」

ふたりの言葉が重いです。音楽のためにした事が音楽によって露呈した。
何ともやりきれない結末に屋上の植え込みに座り空を見上げる土門さん。
そっと近づくマリコさんに視線を送る内藤さんの表情が素敵でした。

あえて事件を振り返ることで、心を癒している...ふたりにとって屋上デートは
互いのカウンセリングタイムでもある。そんなことを強く感じたラストでした。

予告アイキャッチ『マリコ大接近』
マリコさんのドアップ可愛い♪ どんな展開になるのしょうか⁈





科捜研の女スペシャル

◆脚本: 戸田山雅司/監督:森本浩史(2018年10月14日放送)

<キャスト(敬称略)>
榊マリコ:沢口靖子/土門薫・武藤要:内藤剛志/藤藤倉甚一:金田明夫

風丘早月:若村麻由美/宇佐見裕也:風間トオル/日野和正:斉藤暁
橋口呂太:渡部秀/涌田亜美:山本ひかる/蒲原勇樹:石井一彰(他)

<ゲスト(敬称略)>
土居垣光成:宅間孝行/近藤太一:小堺一機/坂東大輔:小木茂光
古間瑞子:大島蓉子/久井絵里:秋山ゆずき/土居垣雪菜:三ヶ島沙耶
下津晴稔:伊庭剛/保田恵道:佐伯新/片瀬卓治:上西雄大(他)

<あらすじ>
片瀬卓治という男性が自宅アパートで絞殺される事件が発生した。
凶器と推測されたミリタリーベルトは犯人が持ち去ったものと思われる。

被害者はコンビニで謎解きイベントのチケットを2枚購入していたが部屋には
1枚しか残っておらず、そのチケットにはエナジードリンクの成分が付着していた。

店員によると被害者が購入時にドリンクをこぼしたという。ならばもう1枚にも
同じ成分が付着しているはずと考えたマリコは亜美と共にイベントに参加する。

会場のホテルで不審な行動をとる男性を発見、彼が持っていたチケットから
エナジードリンクの成分が検出された。男性の名は一級建築士の土居垣光成。
友人の片瀬卓治から誘われてイベントに参加したが「娘の雪菜を誘拐した」と
脅迫電話があり、それ以後はずっと犯人からの指示通りに動いていたという。

ふたつの事件に関連はあるのか?マリコは科捜研や土門刑事たちと密かに
捜査を開始するが、参加者のひとり・保田恵道が何者かに殺害されてしまう。

<感想>
シーズン18の開始に先駆け、日曜プライム枠でスペシャルが放送されました。
今回のスペシャルでは15年ぶりに武藤要が登場!!内藤さんが一人二役!!
と散々煽っていましたが、実際の登場はテレビモニターの映像だけでした(泣)

謎解きイベントの原作が武藤さん著『花嫁家の一族』になっていることから
会場前に本が積まれ、モニターには満面の笑みでイベントを語る彼の姿が!
それを見て当然のように驚く亜美ちゃんと蒲原くんは表情が豊かですね。

亜美ちゃん「すっごく誰かに似ていませんか⁈」
マリコさん「そう?」


全く動じていないというか、気付いていない?でもマリコさんにとって特別な
存在であるこは確かだと思うので無意識に線引きをしているのかもしれません。

それにしても直接の対面がないのは何とも残念でした。
イベントの特別ゲストに招かれるとか、サイン会を実施するとか
マリコさんとの生再会はいくらでもやりようがあったはずなのになあ(◞‸◟)


イベントには強制連行された亜美ちゃんですが、謎解きでは本領を発揮。
芝居仕立てになっている“現場”で本気の検証をしては注意を受ける
マリコさんとの対比が面白かった。謎解きに関しては苦手のようですね。

和やかに進むイベント会場で不審な行動を取っていた土居垣さんは
娘の雪菜ちゃんを誘拐され追い詰められていた。しかし会場のホテルを
設計をしたのは他でもない土居垣さん。誘拐犯の指示が全て警備に関する
ことから本館に展示している純金の五重塔を盗むことが目的と判明。

偶然事件を知って殺されてしまった保田さんの解剖には所長が立ち合い。
風丘先生、こんな時間にすみません。珍しい...労いの言葉なんて...
本当に珍しいけど、モニター越しからしっかりマリコビームが届きます(^.^:)

今回の差し入れは早朝なので朝食用サンドイッチ。それを人数分持って
きてくれるなんて凄い!一人前とは思えないくらいボリューミーでした。

科捜研の素早い鑑定で監禁場所が特定されるも、一足違いで人質の姿はない。
しかし現場に残されたDNAから主犯は暴力団の坂東大輔であることが分かる。
片瀬さんは坂東に多額の借金をしており、やもなく犯罪の片棒を担がされた。

犯人に気づかれないよう、科捜研&土門さんが水道局職員になりすまして潜入。
内藤さんの制服姿が素敵ですが、ホテルに入るなり着替えてしまって勿体ない!!!

ようやく合流した土門さんとマリコさんがホテルで密会♡...もとい事件について
話し合うシーンがとても好きです。窃盗団はホテルの構造に詳しい土井垣さんに
道案内をさせるため誘拐を仕組んだ。だが本当にそうなのか?と土門さんは疑う。

捜査情報が漏れていることをは明かで、狂言誘拐も視野に入れている。
刑事の勘と土井垣さんを傍で見ていたからこそ疑う余地のないマリコさん。
同じ方向を向いていても互いの考えを話し、受け入れる二人は素敵ですね。

そんな中、ついに土井垣さんが動き出す。銃を持ちレストランに向かうと
マリコさんを人質にチャペルへと移動します。非常ベルが鳴り響く音に紛れ
窃盗団が五重塔を盗み出す。緊迫したシーンですが連絡を受けた土門さんは
榊は俺に任せろ!と断言、マリコさんの救出は誰にも譲れません!

真犯人はイベント担当の久井絵里。かつて土井垣さんが心ならずも横領を告発した
片瀬卓治の娘でした。妻の手術費用のための横領がバレ、逮捕後に自殺した父の
仇をとるため窃盗団を雇い土井垣さんを犯罪者にするのが最大の目的だった。

マリコさんを撃たなければ雪菜ちゃんの居場所を教えない。土井垣さんにとっては
究極の選択です。銃を構える土門さんと睨み合い...内藤さんのカッコイイこと!
しかしこんな状況でもマリコさんは冷静に土井垣さんを説得します。彼が引き金を
引かないと信じていたのか?土門さんがいるからきっと大丈夫と信じていたのか?
どちらにしてもマリコさんの無茶な行動は今シーズンも健在のようですね(^.^:)

イベント参加者の古間瑞子さんが無意識に発したヒントで雪菜ちゃんは無事救出。
絵里さんの生い立ちには同情するけど、かえって父の業績まで汚す結果になった。
それ以上に彼女一人で暴力団を手下に操ることなど可能なのか疑問です。

事件が解決し、武藤さんに興味津々(?)の亜美ちゃんが彼の本を読んでいる。
表紙の作者写真を見て驚く所長、ロタくん、宇佐見さんの反応は正しいです。

特にロタくんは何かを思いついた、いたずらっ子のような表情だったので
これからぜひこのネタで話を広げて欲しいと思います。捜査一課はもちろん
藤倉部長と佐伯本部長がどんなリアクションをするかも見てみたい(^.^)

娘と再会して喜ぶ土井垣さんを見つめる土門さんの眼差しが優しい♪
肝がすわっていたと笑う土門さんですが、内心相当心配だったはずです。

マリコさん「それって褒め言葉よね?」
土門さん 「まあ、お前を敵にまわすと恐いってことだけは確かだな」
マリコさん「ちょっと~それどういう意味よ?」

ラストはほんのり甘いどもマリでした。二人が一緒にいるシーンは少なったけど
マリコさんとの会話をスピーカーにして科捜研メンバーの話が聞こえるようにしたり
「気をつけろ」と気遣う土門さんの優しさに惚れ直したスペシャルでした(´-`*)